社員が語る等身大の東京濾器:触媒開発(触媒評価) H.Aの場合

触媒開発(触媒評価)
H.A
工学部出身

私の仕事

大学で専攻した応用化学、前職で触媒開発補助に携わった経験を活かし東京濾器に転職しました。
入社以来、ディーゼル触媒開発における評価や分析業務を主に担当してきました。開発された触媒が目標性能に達しているか自動車から排出されるガスを模擬して触媒に流し、排気ガスの浄化性能を専用の装置を使って試験し評価します。出てきた結果が予測通りであればいいのですが、そうでなかった場合にはなぜそのような結果が得られたのか、様々な分析装置を用い多角的に考察し次の触媒開発へつなげます。
現在はチームリーダーとして部下を牽引する立場となり、部下の育成やチームワークの強化が求められるようになりました。

やりがいや面白さ、印象に残っているエピソード

以前から課題となっていた分析精度の向上があるさなか、老朽化した分析装置を買い替えることになりました。その装置メーカーに課題を打ち上げたところとても親身に相談にのってくださり、これまで長年の間解決できていなかった分析精度向上につなげる手法やそのメカニズムがクリアになりました。そのノウハウを取り入れたことにより、分析の正確度が向上し仕損費の改善につながりました。

今後チャレンジしたいこと

入社してからの大半は触媒評価に携わる部署にいましたが、触媒設計部署への異動も経験しました。そのときは同じ触媒開発部でも業務内容は大きく異なり、かつチームリーダーとして働かなくてはなりません。設計業務は様々な触媒材料の特性からお客様からの要求性能に見合った構成を組み合わせて触媒を設計します。その後、試作し試験する流れとなるのですが、どんなに性能が良い触媒でも量産実現性がなければならず、設計業務の難しさを痛感する経験になりました。
現在は触媒評価解析がメインの部署に戻りましたが、新たに専用ソフトで触媒性能をシミュレーションする業務が加わりました。これはまだ本格活用に至ってはいませんが、試作や評価の工数を減らせる大きなメリットがあります。触媒開発の一環に組み込めるようチームメンバーと日々奮闘中です。

社風や職場の雰囲気

私の所属する部署は開発・研究・実験がメイン業務なので、個人で考えて黙々と作業することが多いですが、行き詰った時や困ったことがあれば気兼ねなく上司に相談できる雰囲気があります。窮屈な思いをすることはほとんどありません。
また、産休育休を取得し、復帰後は時短勤務をさせていただき、しっかりと福利厚生が取得できる環境が整っています。

学生へのアドバイス

入社前に会社の雰囲気をうかがい知ることは難しいかもしれませんが、ここに掲載されている先輩社員の言葉は大いに参考になると思います。不安なことやわからないことがあれば面接のときに聞いてみてください。自身の思い描いている未来にマッチしているかどうかを知ることは、あなたにとっても会社にとってもメリットになります。
東京濾器は製品を通じて環境負荷ゼロを目指し、これからの時代に沿った新しい製品が多く開発されていく予定です。皆さんもその仲間になりませんか?

1日のスケジュール(出社~退社まで)

(スケジュール表が入ります)